「地域におけるセーフティーネット」
【利用者情報】
70代 男性
〇家族:なし
〇所持金:なし
〇障害者手帳:なし
〇疾病:胃痛、腰痛、難聴
【入所に至る経緯】
〇県にて出生。中学校卒業後に来阪。車の修理工や大工の仕事を行っていたが、交通事故にあい40歳頃から就労が難しくなる。50歳頃に母親が他界して、生活保護を受給するようになる。R5年初めに家賃滞納して住居を出る。通院していた病院に相談した所、MSWを通じてフローラに入所依頼がある。
【支援課程】
直近で入院治療もされていたのですが、入所してからも胃の膨満感、右肩の痛みを訴えられました。その為、職員が車で近隣の総合病院まで受診同行支援を実施し、入所期間中に心身の改善が図れるよう支援しました。また入所時の課題として、家賃滞納で住居を出られた経過がある為、入所期間中は一週間に使用する小遣いを相談し、適切な金銭管理ができるよう支援して参りました。入所と並行して介護保険の申請を行っており、出来るだけ早期に次の施設に移れるよう社会資源も活用しました。介護保険の審査結果は、要介護2との判定でした。本人、福祉事務所と相談を行いながら、大阪市内にある在宅型有料老人ホーム見学に出向き、本人の意向を確認して契約に至りました。退所の際には、現在通院している病院から診療情報提供書を取り寄せたり、必要な物品を購入する等、ご本人様が次の施設でもより良い生活が送れるよう支援しました。
【感想】
今回、入所して2ヶ月半で在宅型有料老人ホームに入居する事ができました。今後も救護施設の役割である地域におけるセーフティーネットとして、様々な問題に対して取り組んでいきたいと思います。