タイトル

「地域へ飛び出そう!」

 

救護施設フローラでは、救護施設事業以外に居宅生活訓練事業通所事業に取り組んでいます。

 

グリーンコミュニティでは、居宅生活訓練事業と通所事業を手掛け、利用者の皆さんが地域で生活できるよう支援しています。

今回は、その中で居宅生活訓練事業にスポットを当てご紹介します。

 

Q 居宅生活訓練事業って何だろう?

A 救護施設で生活されている方が、地域で生活できるよう住居を探したり、食事や洗濯等、身の回りのあれこれを1人で出来るようお手伝いします。

 

Q 誰でも出来るの?

A 基本はご自身の意思ですが、担当機関のCWや家族様等のご意見も参考にしながら調整します。

 

Q 期間はどれくらい?

A おおよそ半年から1年間、訓練します。

 

Q 訓練ってどうするの?

A 施設から離れた別の場所(マンションの一室)で、一人暮らしをします。

昼間は施設で過ごし、夜はマンションで過ごします。時間をかけて、施設で過ごす時間を短くしてマンションで滞在する時間を増やしていきます。最終的にマンションで、終日一人で暮らせるようになったら訓練が終わります。上の写真は訓練者Aさんのある日の夕食メニューです。

 

フローラの居宅生活訓練事業では、救護施設で生活されている方が地域で一人暮らしをするためのサポートを行います。例えば、日常起こる様々な問題などを主体的にクリアできるように、スタッフの力も借りて解決して経験を積み、訓練をしていきます。

 

 

 

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「ネットワーク関連で仕事がしたい!」

 

【利用者Aさんの場合】

 Aさんは、「施設を退所し地域でもう一度暮らしたい」「好きな仕事がしたい」と希望に燃え居宅生活訓練に参加されました。

 最初は気分が優れず、居宅生活になかなか慣れることが出来ませんでした。仲間と離れ一人でマンションに寝泊まりする環境が寂しくつらい場面もあり、都度、職員による相談支援で対応し徐々に気分転換も図れるようになりました。

 訓練中盤からは、調理支援や薬の自己管理、金銭の自己管理などに取り組みました。

 後半は、自身のペースで居宅と施設を上手に使い分け、日々の生活の流れを自身で組み立てることが出来るようになってきました。また、念願の携帯電話を入手し、ネット関連記事や就職情報などのデータを集め今後に備えていくことが出来ました。

 コロナ禍で外出や行動に制限があり不自由ななかでのチャレンジでしたが、その後無事に地域移行することが出来ました。今では単身でお部屋を借り、日常生活を楽しみながら自身の将来を模索中です。

 

退所しても応援していますので、困ったことがあったらいつでも相談して下さいね!